字幕鑑賞。
2021年110本目。
30分とコンパクトなタイムループ作品。
他のタイムループ作品と大きな違いは、人種差別をテーマにしている点。
物語は、主人公の黒人男性が白人警察官から理不尽で不当な扱いを受け殺されてしまうループから抜け出そうと奮闘する姿を描く。
何度も同じ日を繰り返すうちに、白人警察官から“逃げる“のではなく自ら歩み寄り対話をし、相互理解を深める場面が良かった。
これで仲良く手を取り合って明るい終わり方と思いきや、終盤タイトルにもなっている“隔たる世界“というのが強いメッセージ性を持っていて人種問題という壁がどれだけ根深いものなのかに気づく。
ラスト主人公が諦めずに前向きに向かう姿が救いであり希望。