ぐろりあ

隔たる世界の2人のぐろりあのレビュー・感想・評価

隔たる世界の2人(2020年製作の映画)
4.3
短編なのに…短編なのに…
なかなかの掘り出し物!
…と言っていいのか…?

多様な人種の中で生きている方々は簡単に面白いという言葉で片付けられない問題であるが…
ベースはとても軽快‼️

だから救われる作品だとも思う。

でも辛辣で、ブラックユーモアだけど何度も笑ってしまう箇所ばかりある。
昨年の警官に逮捕された黒人男性が死亡した事件を思い出さずにいられない。
肌の色が違うだけ、生まれのルーツが違うだけ、偏見やら嫌悪感らに支配されて悲しい事件ばかりだが…
(故に先の大統領みたいのような者も現れ、崇め奉る方もいる…。)

しかし何だろう?
この国はそれだけの背負っているものが巨大で多様なだけに逞しい❗️
このように自由に表現する場もある。
全くもって立ち位置が違う
リスクは命懸けだがその分、自由な表現もある。
それを認める人々もいる。
目くじらをたてる人達にビクつき迎合する事もない。

日本人である事は誇りだがこの国とは違うバックグラウンドをもつ故の生きる力強さが反映される作品に出会うと何だか羨ましくもあり、自由でもある姿に嫉妬する。

30分少々のスパイク・リー作品みたいで、もの凄いめっけもんです。
Netflixの方はオススメします。是非ご覧頂きたい。
皆さんはどう感じるかしら?
ぐろりあ

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