このレビューはネタバレを含みます
ヴィムヴェンダースの「PERFECT DAYS」という好例があったので、外国人監督によって描かれる日本を摂取したい一心で劇場に足を運んだ。───んだが、全くといっていいほど響かなかった。
途中から、私がおかしいんだ、私が幸せすぎるのがいけないんだと自責するようになった。祖父母も健在、親子関係も良好、介護も配偶者の死別も経験したことがない、、 幸せすぎて恵まれているが故に、いつのまにか他者に共感する能力が欠落していることに気づいた。幸せボケしている自分が死ぬほど嫌になった。リリーフランキーがなんかのインタビューで「鬱は大人の嗜み」と言っていたけれど、私はこのまま一生大人になれないのかもしれない。そう考え始めたら苦しくて今すぐに帰りたくなった。イギリスの片田舎の美しい風景に救われるでもなくただ脳死状態で映画館を後にしてしまった書き殴りのレビューis here さよなら、、、、
