シン・仮面ライダーのYoのネタバレレビュー・内容・結末

＼けっこう内容にふれてますのでご注意ください！／
冒頭から血しぶきをみせて「過激にやるよ」というアラートを立てつつ、やはり描きたかったところは、ヒーローの葛藤だったと思う。
互いに人外とはいえ暴力の生命を絶つことの覚悟、腹も減らなくなったことでヒトではなくなったことの現実味が迫る。
みんなが本心で存在する空間をはっきり「地獄」と表現していた。補完計画の側面への言及だと思った。
横文字、早口、カメラワークなどの演出は当然ながら庵野作品だった。
庵野作品の過去作出演者が続々登場して、いい意味で、所謂ファミリーが形成されつつあると感じた。
立花のおやっさんがイケメンの世界線だった。
仮面ライダーの怪人達が順序よく襲い掛かりしっかりと撃退される。この順番もカタルシスがあった。
ついBLACKSUNと並べたくなって余計なことを思うが、現代で大人向けにライダーを表現することは、ある程度の制約があるのかもしれない。
少なくとももう一度みたい。