2023-026
合う合わない、でいえば全くに合いませんでした。
ただ、柄本さんはとても良かった。唯一の救いだった。
いまから酷評します。
この作品を気に入ったひとは読まない方が良いです。
庵野作品に何を期待するのか、で大きく変わるのは理解できるのだけど、少なくとも商業映画として一般客も当てこんだ広報している以上、これはない。
てか、こんな閉じた世界でしか語らない姿勢に情けなくなった。
２時間で語りきらなくてはならない「映画」というフォーマットがそもそも合ってないのか、あれだけ冗長で非現実的なセリフをペラペラと喋らせるにも関わらず、背景もドラマも何も語りきれていない。
確かに画角や撮り方などは目を見張る部分もあるが、単にそれだけ。そんなの広告やMVや予告編だけやってりゃ良い。撮りたい絵を並べてるだけでドラマもロジックも何も感じなかった。
オマージュ？現代風にアップデート？
なら、しょぼすぎるCGやスケールの小ささにはどう申し開きするつもりなのか。
わかる人だけわかれば良い？
そのくせ、著名人をわんさか出してきて「笑ってはいけない」のゲストみたいなアホなことをしてまでバリバリ商業意識してるのに、アートだなんだの片腹痛い。
理屈じゃねえ！これが庵野作品なんだよ！と言われれば、確かにその通り。なんの反論もございません。
ただ、単体の映画作品として素晴らしい！という意見に対しては1ミリも同意できません。
しつこいですが柄本さんはとても良かったです。
