シンシリーズを締めくくるに相応しい作品でした。
エヴァ、ゴジラ、ウルトラマン、今回の仮面ライダーとより個にフォーカスされていく感じがわかりました。
キャラクターの孤独との向き合い方の描き方がそれぞれの個性と合っていて面白かったです。
SHOCKERが悪の秘密結社であることがすこし現代の世界観では浮くイメージがあったのですが、今回の映画では人類の幸せを追求する組織として描かれているところも、落とし込み方として納得のいく描かれ方だったなとおもいました。
それぞれのオーグが描く幸福は突き詰め過ぎて過激になってはいるものの、間違いなわけではないので、SHOCKER側も絶対悪ではないところが現代的でした。
またシリーズすべてを観てきた者としては政府の男たち含め他のキャスト陣はふふっとなる役どころで登場してくれて嬉しい限りでした。手塚治虫先生のスター制度のようで楽しかったです。