watawata

東京自転車節のwatawataのレビュー・感想・評価

東京自転車節(2021年製作の映画)
3.0
ひたすら自転車を漕ぎ続ける監督の人柄が、作品の魅力を押し上げている。ラストシーンの彼の横顔によって、この物語が彼の成長譚だったことに気づかせる。日本政府や社会に対する批判も感じられなくはないが、やや弱い。また、品川ゲートウェイ駅前で高校の先輩が「情熱」について語ったとき、監督はなぜ、自分には映画という情熱があると語らなかったのだろうか?せっかく先輩が水を向けたのだし、先輩を撮影しているのだから。
watawata

watawata