『そして、バトンは渡された』(2021)
優子は義理の父親で料理が得意な森宮さんと2人で暮らす。その一方、自由奔放の梨花は義理の娘のみぃちゃんと一緒に暮らす。
さあ、話題作。今月のネトフリ・アマプラは本当に凄い、感謝。本作も噂に違わず心に残る良作でした。以下、駄文ですが思い付きで書いています。
高校のロケ地はロケ地でよく使われる西陵高校。優子のピアノのアラベスク私も好きでした、テンポがゆったり目で。あと、ロッシーニは久々に聞くといいなー。
みぃちゃん役は稲垣来泉。最近は「オールドルーキー」「糸」にも出ていましたがまだ11歳にして素晴らしい演技をします。水上くんは本当に良い演技をします。クールな役よく似合います。
この手の作品はピアノの演奏を俳優・女優が一から挑戦するのもあるあるですが、その話を聞くたびに毎回尊敬の念を強く抱きます。楽譜すら読むことができないとしたら想像を絶する大変さがあるでしょう。いかに指導してくれる人がいたとしても。それを乗り越えた先に見せる演技が他の物とは比べ物にならない。例えば推しの神尾楓珠君の「20歳のソウル」のジャスミンを母親と弾くシーンなど。
理想と現実のギャップは辛いですよね。どうしようもならない時もあるけれど、行動してなんとか人生を少しでも良い方向に変えたいですね。そして人は常にないものねだりだとも思っています。現状が良いものだと後から、手放した後から気づくものです。
ヴィーナスフォートの近く今日偶々行ってきました、再開発で今は順次閉店しているそうで。あのアンパンマンのマーチは最高ですね、ストリートピアノの演奏に出くわしてみたい。
卒業式の「旅立ちの日には」で泣きかけた。合唱曲ってなんだかんだいい思い出ですし一生忘れないですよね。そしてここで明かされる衝撃の事実。鈍いので全く気づかなかった。そりゃあ、森宮さん泣くよ！！！！
劇伴が極めて良かった、富貴晴美さん作曲。ラヴェルのようなキラキラ感とその中にちょっと悲しさが見えて素晴らしい。「かがみの孤城」もそうなると期待できます！
更に更にもう一つの秘密。泣かないわけがない。全ての違和感の辻褄が合う。凄い伏線回収された。泉ヶ原さんがいた意味がよくわかった。石原さとみ、そして永野芽郁の演技が本当に本当に良かった。名作すぎる。見て良かった。いろんな人にぜひ見てほしい。
