このレビューはネタバレを含みます
きっと違う世界線なんだろうなと思うくらい
優しい世界。
ストーリーは映画のタイトルそのまま。
事情があって、
父親から父親へバトンを繋ぐように、
父親が変わる少女。
悲劇かと思いきや、
どの父親も愛情たっぷりで、
少女も心優しい良い子に育っていく。
母親の事情も、
序盤で予想がついたので、
正直、ストーリーほぼ予想どおり。
でも、わかっていても、泣く。
個人的には、
登場人物も良いし、
心あたたまる素敵なストーリーなので、
もう、そこに注力してほしかったなぁと。
森宮さんの職場を訪ねたり、レストランに来なかったシーンは、ラスト驚かせるための演出なのかなとは思うものの、何となく序盤で予想がついてしまった人からすると、ちょっと余計というかわざとらしいなって感じてしまいました。
あと、最後の結婚式で、
「バトンをしっかり受け取ってくれよ」
みたいなやり取りもちょっと余計かなと。
ナレーションの
「そして、バトンが渡された」で充足しているし、
そもそもストーリーで充分伝わっているよと。
なので、
せっかく良いストーリーなのだから、
個人的な好みとしては、
語りすぎず・欲張りすぎず、
シンプルな方がよかったなぁと感じてしまいました。
とはいえ、
心あたたまる素敵な作品でした。