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そして、バトンは渡されたのmnのレビュー・感想・評価

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)
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小説を以前を読んだのだが、最低限の設定しか覚えておらずよくも悪くもクライマックスを忘れていたので飛行機で泣いてしまった。
 とりあえずこの作品を見て思ったのは、誰かを好きになるということはとても幸せなことだということ。自分が好かれているわけでもないのに、誰かを好きになるだけで心は満たされ温かくなるのだな、と。好きな人のためを思って何かをできるって本当に素敵なことだなって。
幸せというのは当然人によって形が違うわけで、故に人生で誰しも自分にとっての幸せって何だろうと考えたことがあるのではないかと思う。私にとっての幸せは誰かを好きになることで、その誰かと幸せに暮らせたならばそれが至高の幸福なのかもしれない。とはいえ、私は他人や周囲への興味が極端に低い。でもきっと手に入るよね。

  『怪物』という映画では「誰かにしか手に入らないものは幸せとは言わない、誰にでも手に入れられるものを幸せというの」というセリフがあった。これの意味について自分ではよくわかっていなくて、みんな幸せが手に入るのに手に入らない遠いものだと思ってしまっている、誰だって幸せになれるという意味なのかなと安直な結論くらいしか出ない。
 私は人と仲良くなるのが苦手というか誰にでも距離を感じてしまうし、仲良くなりすぎるとかえってしんどいと感じてしまうことがある。つくづくわがままでめんどくさい性格をしているわけだが、それでもやっぱり人とのつながりは大切にしたいし、人とつながっていたいと思う。まだまだ人との関係構築に関して未熟なことばかりだが、少しずつ考えを深めていけたらなと思っている。
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