ヒロオさん

そして、バトンは渡されたのヒロオさんのレビュー・感想・評価

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)
2.9
親が何度も変わる環境で育てられた少女と、彼女に愛を持って接してきた3人の義理の親たちとの絆を描いた作品。

大衆向けの邦画によく見られるクサさ全開。
ストーリーに起伏があったので退屈はしなかったが、泣かせようとしてくるあざとさが無理だった。

これ、感動作なの?
狂人ばっかりでホラーだったんだけど🤨
怖かったシーン挙げたら50個くらいあるけど、ざっくり言うと以下…w

・登場人物がみんな妙に物分かり良すぎ、良い人すぎて怖い
こんなやつ現実にいたら、悟りぶってるだけでしょ。
内面には鬱屈した何かを抱えていそうで怖い。

・親の押し付け、身勝手具合が怖い
子供で自分の欲望を叶えてるの怖い。
特に本当の父親と義母(石原さとみ)が無理。
父親→カスのくせに良い人ぶっているのが癪に触る。
石原さとみ→常にハイテンションだるいし、ラストあれでも、結局身勝手なだけにみえる。
「こういう時こそ笑わなきゃ」とか子供に吹き込むの怖すぎ。泣きたいなら泣かせてあげようよ。悲しみという感情に蓋をするよう、呪いかけるの怖すぎ。

ちなみに義父(田中圭)のセリフも怖い。
「嫁に出すまでが父親の役目だ」→もうどこから突っ込めば良いのかw
ジェンダー観が終わってるし、自分の「父親」像への憧れを娘で実現しようとするのダルすぎ。

父親の再婚相手も、口出してきてウザかった。「〇〇は、パパに会いたかったんだよね」とか勝手に感情代弁してくるの嫌すぎ🤷‍♀️
ヒロオさん

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