ヒロオさんさんの映画レビュー・感想・評価

ヒロオさん

ヒロオさん

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.7

アイスランドの羊飼いとして、慎ましやかに暮らす夫婦。いつものように羊の出産に立ち会うと、産まれてきた赤子は羊人間だった。子供を喪った過去を持つ夫婦は、母羊から赤子を奪い、自分達の子供として大切に育てる>>続きを読む

天気の子(2019年製作の映画)

3.6

異常気象が続く東京。家出少年と祈りで晴れを呼べる少女が出逢い、人知れず世界の危機に直面する話。セカイ系。

誰かを犠牲にしてまわる世界への問いかけ。多数の幸せのためには、少数の犠牲は許されるのか。
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42〜世界を変えた男〜(2013年製作の映画)

3.8

黒人で初めてメジャーリーガーとなったジャッキー・ロビンソンの伝記映画。

激しい黒人差別を受けながらもバッターボックスに立ち続け、アメリカに新たな歴史を作り、黒人に希望を与えた選手。

本作で特に私が
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.7

ギリシャの孤島にあるガラスの豪邸「グラス・オニオン」で開催された謎解きゲームが、思いもよらず殺人事件に発展。家主である資産家と、招待客である成功者たちとの間にある確執や謎が明らかになっていく。

面白
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グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

3.8

アーサー王の甥でありながら、正式な騎士になれずに怠惰な毎日をおくるガーウェイン。
クリスマスの日、円卓の騎士が集まる王の宴に、異様な風貌の緑の騎士が現れ、遊び事を持ちかける。
「豪胆な騎士は武器を取り
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.0

ナヴィとして家族と幸せに暮らすジェイクの元に、再びスカイピープルが襲来。一家は身を隠すために森を離れ、海の民との生活を始める。

2022年最後に鑑賞した映画。小学生の頃に前作を観て、そのまま本作に挑
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ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

3.8

鬱と社会不安障害を持つ高校生のハンセン。
ある日、セラピーの一環として自分宛に書いていたDear Evan Hansenから始まる手紙を、見知らぬ同級生のコナーに持ち去られてしまう。
その後コナーは自
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土を喰らう十二ヵ月(2022年製作の映画)

3.2

妻の死後、田舎で一人自給自足の生活を営む年老いた男性作家の日々。

これといったストーリー性はなく、脚本としては面白味に欠ける。

『リトルフォレスト』の老人版。生死を身近に感じるような年になって初め
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老後の資金がありません!(2020年製作の映画)

3.4

中流家庭の主婦が、次々と生じる冠婚葬祭の支出を前にして「老後の資金が足りない!」と焦るコメディ。

社会状況を考えれば、普通に笑えない話。

けれど主人公があまりにバカで、老後の資金が足りないのも、自
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.6

娘が母の呪縛から逃げようとする話。

尺が短く、友人と気軽に楽しめた。障害で身体を満足に動かすことができない。そして、社会から隔絶された環境にいるため助けを求められない。そんな状況設定にハラハラ感があ
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オンネリとアンネリのふゆ(2015年製作の映画)

3.5

オンネリとアンネリが、小人の家族を匿ってあげる話。

フィンランドの児童文学が原作のシリーズ2作目。前作と比べてファンタジー要素が強く、子供向け感が増した印象。

オンネリとアンネリの生活は相変わらず
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Melanie Martinez: K-12(2019年製作の映画)

3.5

アーティストであるメラニー・マルティネス自らが監督、脚本、主演を担当した、長編ミュージックビデオ風映画。

奇妙な寄宿学校が舞台の学園モノとも言えるが、話の中身はないに等しく、アーティストの世界観を楽
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パピヨン(2017年製作の映画)

3.6

殺人の罪を着せられ、フランス領ギアナに流刑された男が、絶望的な状況でも自由を求め続け、不可能に近い脱獄へ果敢に挑戦していく話。

73年版のリメイクとは知らずに鑑賞。佐渡という、かつての流刑地だった場
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オアシス(2002年製作の映画)

4.0

発達障害をもつ前科者の男性と、脳性麻痺を抱える女性のラブストーリー。

衝撃作。何が衝撃って、第一に、これほどまで真っ向から障害者を描く作品があることに驚いた。
障害者のラブストーリーというのを美化し
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ユー・ガット・メール(1998年製作の映画)

3.4

母から受け継いだ小さな本屋を経営する女性は、会ったことのないメル友に密かに恋心を抱いていた。だが、その相手は自分の店を存続の危機に追い込んだ大型書店の御曹司だった。

また合わない映画に出会ってしまっ
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汚名(1946年製作の映画)

4.0

父親がナチのスパイであった娘が、アメリカ側のスパイに任命され、南米にいるナチの残党の内情を探る話。

ヒロインはお目付け役である諜報員と恋に落ちるわけだが、任務遂行のため、潜入先の男と結婚する羽目にな
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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

3.4

マーク・ザッカーバーグの伝記映画。Facebookを創設し、世界最年少の億万長者になるまでの話。

人への配慮が一切ない天才ギークが、彼女にフラれた勢いでFacebookを立ち上げ、各地の大学をターゲ
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マグノリアの花たち/スティール・マグノリア(1989年製作の映画)

3.8

アメリカの片田舎に住む女性たちの友情や母娘愛を描いた作品。

終始ハッピーなだけかと思いきや、しっかりと起伏のあるヒューマンドラマ。元気づけられる作品だと思うので、悲しい出来事があった人にオススメした
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アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

4.0

妻から過去の浮気未遂を告白された夫が、心乱れてワンナイトを試みたり、闇の乱交集会に参加したりするも、結局何もできずに妻の元に戻って泣く話。

全体を通して妖しい雰囲気が漂っている。掴みどころのないスト
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.3

都会育ちの箱入り娘と、田舎出身の庶民娘の対照的な生き方の話。

全く響かなかった。そもそも貴族・庶民という二元論的な描き分けが安易だし、キャラクターもステレオタイプ的すぎる。家柄に縛られて自分で何も決
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テッド(2012年製作の映画)

3.7

少年と奇跡的に命を宿したテディベアが、中年になってもベタベタして下品で自堕落な生活を送っている話。

高校時代に観て、あまりの下品さとくだらなさについていけず、つまらないと投げ出した本作に再チャレンジ
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西鶴一代女(1952年製作の映画)

4.0

三従の時代、男に翻弄され続け、夜鷹にまでなった女性の波乱に満ちた生涯の話。

井原西鶴の『好色一代女』をベースとし、溝口健二が製作。

なにより本作の魅力は、映像美と芸術性の高さにあると感じる。和の世
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凶悪(2013年製作の映画)

3.4

正義感の強い記者が死刑囚の告白を辿るうちに、さらに大きな真実にたどり着く話。

単にスリラーかと思いきや、正義と悪についてのメッセージ性を感じられる映画だった。哲学好きに勧めて、面白い解説をしてもらい
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見知らぬ乗客(1951年製作の映画)

4.1

有名テニス選手が、列車の中で見知らぬ乗客と出会う。その乗客は「お前の性悪妻を殺す代わりに僕の父を殺してくれ」と、交換殺人を持ちかけてくる。冗談に思えたが、男は数日後、勝手に妻を殺してきて、その上「父を>>続きを読む

ステップフォード・ワイフ(2004年製作の映画)

3.6

新生活を求め、楽園のような街、ステップフォードに家族と引っ越してきた元敏腕プロデューサーの女性。そこには夫に従順に家事を完璧にこなす、バービー人形のような妻たちがいた。次第に彼女は、街の奇妙さに気づき>>続きを読む

愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.0

Netflix発、12分の短編フィルムで、アカデミー賞短編アニメ賞受賞。

あらすじを言うとネタバレになるので控えます。

感動作と聞いていたが、全く揺さぶられなかったというか、よくわからなかったとい
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ずっと独身でいるつもり?(2021年製作の映画)

3.1

都会に生きる女性4人が、生き方や価値観を見直していく群像劇。

登場人物がもれなく精神的に幼い。未熟だから、コミュニケーションが下手で自分の意思もろくに伝えられなかったり、変に他人の価値観に囚われたり
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ホステル(2005年製作の映画)

2.9

美女&エロの楽園を求めてスロバキアに来た男3人が、ハニートラップに引っ掛かり、拷問部屋に売り飛ばされる話。

スプラッターの中では比較的チープ感の薄い類のB級映画。実際タイでは、金を積めば殺人行為を楽
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失楽園(1997年製作の映画)

3.2

中年サラリーマンの役所広司と、医者の妻である黒木瞳が不倫する話。

ただただエロい。

2人を不倫へと駆り立てたのは、空虚さであると思った。
サラリーマンとして仕事に必死に生きてきても、社内での対立に
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完璧な他人(2018年製作の映画)

2.3

親友とその妻たちが集う夕食会。夫婦だから、親友だから、隠し事はないよね?ということで、全員がそれぞれに届いたスマホの通知を公開するゲームが始まり、事態は泥沼化していく。

普通に嫌いな作品。どうやらブ
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.3

フィンランドで小さな和食レストランを営む3人日本人女性の日常の話。

時間の流れが穏やかで静か。日曜の昼にゆるりと見るのに適した映画。

開店から1ヶ月経っても1人もお客さんが来ない状態から始まり、め
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南極料理人(2009年製作の映画)

3.1

南極に派遣されたおっさんたちが、わちゃわちゃ&ほのぼのする話。
 
観測隊として選ばれしエリートたちの、プロとしての仕事ぶりや誇りにスポットが当てられている作品だと思っていたが、まさかのコメディだった
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仁義なき戦い 完結篇(1974年製作の映画)

3.4

シリーズ完結編!

シリーズ全体を通して見ると、3作目以降、勢いが失速している感じた。

1作目はイメージ通りのザ・仁義なき戦いで、派手さがあった。
2作目はシリーズのメッセージ性が色濃く出ており、ス
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ミート・ザ・ペアレンツ(2000年製作の映画)

3.6

結婚の許しを得るため、彼女の実家を訪問してみたら、気難しい元CIAの父親からの精神攻撃と、度重なる不運に見舞われる話。

相手家族との摩擦をコメディに昇華した作品。個人的にタイムリーなので、婚約者と鑑
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エミリー 悪夢のベビーシッター(2015年製作の映画)

2.7

虐待サイコパスシッターに子供が翻弄される話。

私が好きな映画『エスター』に、タイトルも雰囲気も似ているため鑑賞。

結果、エミリーはエスターwanna be の雑魚だった。私、サイコでしょ〜?と狙っ
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