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ジャム DJAMのakimiのレビュー・感想・評価

ジャム DJAM(2017年製作の映画)
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ピーター・バラカン氏の音楽フィルムフェスにて鑑賞。
素敵な機会をありがとうございます!
やはりトニー・ガトリフ監督の音楽ロードムービー大好きです…


2017年の作品なので、ギリシャ危機後の経済が厳しいギリシャ、そしてシリア内戦を受けた欧州への難民問題などを背景に、
人の営みの側で鳴り響き続ける音楽と、しぶとく生きる市井の庶民の姿を生き生きと。
人の感情があるところには須く音楽や歌があって。
ままならない日々でも、仲間と身を寄せ合い、音を奏で声を重ねて踊って。


主人公、ジャムがとても魅力的でした。まさに"生と音楽"をひとのかたちにしたみたい。
彼女があんなふうになったのは色々あったからゆえなのだろうから軽々しくは言えないけれど、私も苦しくなった時は指パッチンして"自分を昂める音楽"を(アタマの中だけでも)流せるようになりたいな。
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