いずみたつや

ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガードのいずみたつやのレビュー・感想・評価

2.5
前作は神経質な殺し屋と破天荒な殺し屋の不均衡が楽しい作品でしたが、今回はその凸凹具合が緩やかになってしまった印象でした。

それはサミュエル・L・ジャクソンとライアン・レイノルズのキャラクターが接近したことにあると思います。今回はライアン・レイノルズがあまり鬱々とした人物に見えなくなってしまい、陽気で破天荒な男との差異が生む可笑しさやカタルシスが薄まったように感じます。

3人が共闘するに至る展開も強引すぎて乗れません。そうなると最後…ブラックなギャグも過激なアクションも非常に空虚に見えてきて、どんどん心が離れてしまうのでした。