【実はしっかりした構成かも】
と思ってしまうのは、最近Z級映画を観過ぎて「ちゃんとした」の定義が崩壊しているからでしょうか。
チュッパチャップス、リラックマ、カルビーのポテトチップスと、あまりにも堂々としているのでこちらが不安になります。
(『コ〇ン』のパロディの時点で"権利"という概念は存在しないか……)
調味料のバリエーションが豊富すぎる寮の一室。
カップ麺の調理過程を無駄に凝って映すところから始まります。
ホワイトボードに「ゲロはスマートに吐きましょう」と小さく書かれていますが、多分これは作り込みではなくリアルですよね。
冷蔵庫も壁の張り紙も、かつて張り紙があった痕跡も。
逆にこれらの部屋の細部が作り込みだとしたらかなり凄い。
「無料の編集ソフト使ったから書き出し出来なくなったんだろう」のくだりがやけにリアル。
時々ボソボソボイスになったり、「携帯電話コーナー」が狭すぎて謎画角になったりするのも良い味が出ています。
『名探偵コ〇ン』のパロディに、『迷探偵ユナモン』という迷作がありますが、それ以上に低予算・手作り感満載を楽しめる一作。
「無くしたDVDを探す」だけの内容で離脱せず観続けられるの、実は凄いのでは?