マ帆

決戦は日曜日のマ帆のレビュー・感想・評価

決戦は日曜日(2022年製作の映画)
4.2
思い返せば思い返すほど面白かったな、、、としみじみ思う映画。

宮沢りえ演じる「熱意だけはあるが政界には無知な二世候補・川島ゆみ」というキャラクターそのもの、劇中繰り広げられる数々の時事ネタパロディ、何でも事務的にこなす態度とユルさのギャップが何か怖い秘書軍団、全てが "良い" 。。。

時事ネタパロディはそこまでやるかという徹底っぷりで、特に某議員的構文&とある女性議員(私の地元の議員だった)が起こした騒動を思いっきりそのままやるシーンは声出して笑った。

一方で「ネットで大炎上しても支持率が全く下がらない現象」をはじめとする政治の闇にも心当たりがあって、笑えていたことも本当に起きたことだと思うと笑えなくなってくる。若手選挙スタッフの「受け入れられない方がダメじゃないっすか」みたいなセリフにはゾワっとした。監督は議員や議員秘書に取材をしながら5年かけて脚本を書いたらしい。

たまに邦画観ると全然聞き取れなくて字幕付ける時あるんだけど(私だけ?)皆さま滑舌良くて気持ちよくみられたのも良かったです🈁
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