ミリ

決戦は日曜日のミリのレビュー・感想・評価

決戦は日曜日(2022年製作の映画)
4.0
宮沢りえの映画はあまり観たことがなかったけど、暗いイメージだったからこんなに破天荒な役がどハマりするのかと驚いた。
凛としてとても綺麗な女優さんだ。
見た目がキリッとしてるから、見た目に騙される。ポスターやらテレビ中継で見たら、「何かちゃんとやってくれそう」と思いそうな風貌を醸し出してる。
こんな人が候補生だったら、当選してもおかしくない。日本の選挙はクラスの「人気投票」「イメージ投票」みたいなものだから。
でも人の実態なんて、直接の友人とか相当な付き合いがないと分からない。薄い印象で想像して、勝手に期待して、投票するしかないのだ。
だから私は個人的に投票制度は破綻していると思う。「民主主義の根幹」だけれど、そもそも民主主義ってそこまて完璧じゃないし、やはり何かを変えていくべきよね、と、等身大になって、政治を身近に考えさせる、おもしろ映画だった。

それでも政治なんてそう簡単に変わらないこともわかってる。でも変えていくのは、誰でもない、これからのヒトたちだ。変わらないものなんてないからネ。
ミリ

ミリ