まず、本作は、確かにベルイマンの「ペルソナ」からインスパイアされた作品だろうが、しかし、全くちがーう!
てか、ベルイマンの「ペルソナ」よりアルトマンの「三人の女」だ!アルトマンの本作の方が数倍面白い!と声を大にしていいたい。w
主演は、アルトマンの70年代常連女優で、本作の後、アレンの「アニーホール」やキューブリックの「シャイニング」と立て続けに傑作に出演することになる、シェリー・デュヴァル、デ・パルマの「キャリー」の主演女優でもある、シシー・スペイセク、それに、当時、カサヴェテス組の名優、ベン・ギャザラと結婚していた、ジャニス・ルールの三人だ。
もう、この三人を見てるだけで、ワクワクする。
映画って、これだよってかんじ。
ベルイマンの「ペルソナ」も確かに傑作だ。そして、本作にくらべれば、はるかに分かりやすい。しかし、技巧的であるのが鼻につく。苦笑
本作の解釈は様々にとればよいと、アルトマンは云っている。
本作に対しての私的な解釈で答えは出ている。しかし、書かない。
とにかく、これ、未見の人は、絶対見た方がよい。
ジャン・リュック・ゴダールは「すべての映画はアメリカ映画である」と発言している。
まさしくそうだ!
ならば、私はやはり、ベルイマンではなくアルトマンだ!