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三人の女のマイケルのレビュー・感想・評価

三人の女(1977年製作の映画)
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シシースパイセク演じる女性のドジなとことかシェリーデュヴァル演じる女性の竹馬乗った感じとか、あーこういう人いるなっていう人物造形が精密だった。ベースを不穏な空気が占める本作だが、そんな2人の掛け合いが面白い。特にルームシェア初日の会話の間がもたずに寝室の紹介を始めるところとか。
だけど、プール落下が原因でピンキーが入院してからは、正直論理的には説明できないけど、映画が描くものが壮大で普遍的なものになっていったのを感じた。
備忘録として感じたテーマを記録するなら、人類の周期性とか陳腐な表現だけど愛の歴史。それらに重なるのが水面だったり絵画の妙な生物。水面からは生命の根源である海を感じるし、二足歩行ながら足は鱗の様なもので覆われた生物の姿は長い進化の過程を連想させる。
と、こんな感じで感想はストロボライトみたいに断片的だけど、思考を強く惹きつけて心地よい連想の時間を提供してくれる映画だった。とにかく観れてよかった。
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