大昔に観たビットリオ・デ・シーカ監督の名作で、内容ほとんど覚えてなかった。
冒頭の一面のひまわりが目に焼き付いて、ヘンリー・マンシーニのメロドラマ調の音楽が「シェルブールの雨傘」とすごく似てた。
プレイボーイのマストロヤンニが半ば兵役逃れっぽくソフィア・ローレンと電撃結婚してイチャイチャコメディみたいに始まるんだけど、彼が出征してから鬱展開になるんだよね。互いに想ってる相手が何の因果かそうなっちゃうっていうのは、ここも「シェルブール‥」と似てるよね。
ソフィア・ローレンの小麦色の肌と激しい気性に惹きつけられた。
太陽にまっすぐ向かって咲くひまわりの生命力と、戦争で引き裂かれて枯れちゃった泥臭い男女の恋の対比が眩しかった。