lemmon

賭博の町のlemmonのレビュー・感想・評価

賭博の町(1948年製作の映画)
3.3
評価が難しい。
複雑。


主人公マイケルの心境の変化は見入るものがある。直向きに軍人として正しき道を歩んでいた男。軍のピンチにも自らの判断とは言え、ただ味方のために突き進むも、金銭の権力が牛耳る世の中に巻き込まれて、彼自身ものし上がろうとする亡者となる。

出会った勝気な女(シェリダン素晴らしい😊)。結果、夫のいる身の彼女を奪う形となる。

フリンが、主人公マイケルを意図的か淡白に演じていて、これまた興味深かった。


で、本作はトーマスミッチェルが素晴らしかった!強気に打って出ようが弱さが見え隠れしていて、かと言って悪目立ちするのではなくいぶし銀の出で立ち😊。
マイケルにとって大切な友人として、彼のラストに向かう心境の変化に重要な影響を与える。


感想を書いているともっとスコア高くても良い気がするが、なんかウォルシュ監督の力強い演出(強引とも言う)と、物語の繊細さが微妙に合っていないのか、なんかこう、モヤモヤ感が拭いされなかった。


また観るかなあ。
シェリダンは「僕の戦争花嫁」も凄かったが、ドスの効いたおっさん女やらしたらピカイチだなあ😆。
lemmon

lemmon