JIZE

降霊会 ー血塗られた女子寮ーのJIZEのレビュー・感想・評価

2.9
歴史ある全寮制の女学園"エデルヴァイン"を舞台に亡くなった生徒の霊を呼び出すための降霊会をきっかけに関わったメンバーたちが次々と死んでゆく。洋版ティーン・エイジャーもの学園ホラーかと前情報を鵜呑みにふたを開ければ、まさかのレズスリラーもので、交通渋滞がイロイロ起きていた。また『サスペリア(2019年)』のあの"おどろおどろしさ"を意識したような手垢も全編にあり、怪奇現象か人の手によるものか、というメインの興味を牽引する部分は通常のB級スリラーのテンプレに沿わせてよく出来ていた。血飛沫ブっしゃーん描写も、首ブっしゃーんや腹部ブっしゃーんなどZ級ぎりぎりの描き込み、あり。青春の儚げな雰囲気もレイヤーとしてはあり、良くも悪くも米映画っぽくなくてどこかのヨーロッパ主体の映画のマニアックな染み込みもある。とりあえずレトロなその学園内で美少女たちが惨殺されるものスリラーが観たい願望を、ミニマムに具現化したような怪作でした。