おおおめちゃくちゃ良かった!
ライブ映画としての高揚感だけではなく、1969年に音楽がどういう状況で響いていたのかという提示もわかりやすくて没入しやすかった。
昨今の産業を守るための、結局はお金の話であるという生々しさを隠すための耳触りのいい口実として使われる(もちろん産業を守ること自体はまったく否定しないが)「音楽の力」という言葉とは一線を画す、生活と人生に根ざした「音楽の力」を実感させてくれる映画だった。
もちろんこのフェスの裏にだって綺麗事ではすまない色々もあったんだろうが、少なくともフィルムを見つめるFifth Dimensionsの二人の表情、マヘリア・ジャクソンとメイヴィス・ステイプルズの掛け合い、SLYのエヴァーグリーンなメッセージ、スティーヴィー・ワンダーのパーカッシブなキーボードプレイ、ほんと素晴らしかった。
で、Sly & The Family Stoneのアナログ欲しくなって帰りにディスクユニオン寄っちゃうよね。