サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)の作品情報・感想・評価・動画配信

サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)2021年製作の映画)

Summer of Soul (...Or, When the Revolution Could Not Be Televised)

上映日:2021年08月27日

製作国:

上映時間:117分

「サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)」に投稿された感想・評価

takagimash

takagimashの感想・評価

4.3
ウッドストックと同じ年に、こんな凄まじい熱量のフェスがあったなんて。
出だしのスティーヴィーワンダーからぶっ飛ばされます。ほんとに50年も何故伏せられていたのか…

マルコムX、キング牧師が暗殺されて、不安や失望に打ちひしがれていたハーレム中心とした黒人社会を元気付ける意味でも重要だったという、ハーレムカルチュラルフェスティバル。

反骨的な精神から生まれたブルース、そしてゴスペル、R&Bなど、誰も彼も伝説的なミュージシャンが力の限り叫び、楽器をこれでもかと弾き、叩きあげる。こんなエネルギー、その場にいたら確実にあてられてしまう。

中でもマヘリア・ジャクソンとポップスステイプルズのシーンは鳥肌。
劇場で観れなかったことを激しく後悔しました。。爆音で再上映してくれ…
エビ

エビの感想・評価

4.2
すげ〜
熱量が

先日リスペクトを見て、ほぼ同じ時期にあたる本作を見ないとの気持ちで

昔のライブ映像とそれを見ながらの当時の出演者、観客のインタビューが挟まれる

スティーヴィー・ワンダーをはじめとする出演者はまじで圧巻
スライ&ザ・ファミリー・ストーンはばちばちイケテタ

月面着陸のインタビューシーン
ですよねーって感じ、どこの国もその意見あるよね〜ってので
クーポンのために何億??みたいな

映画館で見たかったな〜
踊りたくなる曲も山ほど!最高!
映像研を推してるコステロも同じ特集で映画では本作を推してます😎
私は、断然、動くThe 5th Dimension✨
推しでございマッスル。
野外コンサートの音楽はいいんだけど、作りがつまらない。今のインタビューなんか入れずに、もっとコンサートを生かしてほしかった。期待が大きかっただけに、残念。
EriK

EriKの感想・評価

3.1
絶対に映画館の音響でみたいと思っていったが、小さな映画館で音響よくなくて残念だった。パルコで見たかった。スライ良かった。長かった。
megumi

megumiの感想・評価

4.3
前モータウン観て(恥ずかしいことに)今更ながらブラックミュージックの素晴らしさとかっこよさを知ってこれも気になって観た。

これは存在価値のでかい映画。観てなかったらこのフェスのことなんて知らなかったし知れてよかった、観てよかった
政治もファッションも音楽と強く結びついてるって改めて学んだドキュメンタリーだった

モータウンでのみんな同じスーツ着てっていうのがカッコ良いと思ってたけどSly & the Family Stoneって何、白人も女性もいてファッションもバラバラでかっこよすぎた
まっつ

まっつの感想・評価

2.2
これは映画館で観るべきだった。半世紀ほど前の映像とはいえ、家のサウンドバーでは全くもって音に迫力を与えられない。終盤の「当時の権力者が、歴史の一部として取り上げる必要はないと言って葬ったんだ。(それはこのフェスティバルを)歴史の一部だと彼らが思っていたからだ」のフレーズが刺さりますね……
qtaro

qtaroの感想・評価

4.0
20211203鑑賞
めちゃ楽しめた。
1969年にウッドストックの裏でハーレムで開かれた黒人のフェスを収めたドキュメンタリー。The Rootsのクエストラブが監督してたのね。とにかく皆の熱量がスゴい。演者や観客はもちろんのこと、超一流アーティストを集めて完全無料で主催したトニーローレンスのパッションもすごいな。当時のハーレムが置かれていた環境も丁寧に説明されてて、よく理解できた。ソウルミュージック好きにはたまらん作品でした。
don

donの感想・評価

4.0
ただの音楽ドキュメンタリーで
終わらせないメッセージ性…👏🏾👏🏾👏🏾👏🏾

生で聴いて会場の熱量感じたら
ぶっ飛ぶだろうな~~~😭🎵🎻🪘🎺
ソウル・オブ・ドラムス。

かつてウッドストックと同じ夏に開催され、今ではレジェンドと呼ばれる演者が多数顔を揃えながらも、忘れられた歴史として埋もれていた「ハーレム・カルチュラル・フェスティバル」の貴重な資料映像を、当時の関係者のインタビューとともに呼び覚ます。
関係者には演者側だけでなく観客であった人々も含まれ、「確かに私はそこにいた」という目線で歴史を裏付ける。その誰もが思い出を誇らしい瞳に映している様子が印象的だ。

フェスは、ブラックミュージックの祭典とされながらその実ジャンルは多様だ。ブルースやソウル、ゴスペルといった「まさに」なルーツミュージックは勿論として、ラテンやビバップ、アフロに漫談まで飲み込んでいるし、ミュージシャンの中には白人だっている。まさに満漢全席スタイル。映像は粗いが、アーシーな風と熱気をありありと伝えてくれる。

そして、この作品の重要なキーのひとつは「ドラム」だ。ドラム、リズムにこそボーダーを超えて想いを届ける力があると高らかに謳っている。

ジャズ勃興以降の軽音楽(ポップス)のフォーマットにおいてリズムの中核をなす楽器であるドラムス、打楽器は楽器の中でも最もプリミティヴな存在といってよく、古くからその役割は「伝達」にあったと言われる。遠く離れた同志に状況を伝えるため、ドラムは使われてきたのだ。
近代においてもそれは受け継がれていて、たとえば現在でも通用するドラムの演奏方法に「モーラー奏法」と呼ばれるなるべく力まず音量を稼ぐために有効なスタイルがあるのだけれど、このベースとなるメソッドはアメリカの南北戦争において戦地でドンパチやっているさ中でも味方への伝令をロスなく伝えるために編み出されたという逸話がある。

この映画でも、ドラムは重要な場面でその機能を果たす。
オープニングは若きスティーヴィー・ワンダーの荒々しいドラムソロによりドライヴし始めるし、スライバンドの白人ドラマー(超アウェイだけど良い仕事をした)への言及、モンゴ・サンタマリアやレイ・バレットといったラテン勢のパート(まさに「イン・ザ・ハイツ」の世界)においては明確に人種間の共通言語としてリズムが、ドラムがあったと語られる。しかもそのインタビューは女性ドラマーの筆頭シーラEだったりして…。

ここからはわたしの願望交じりの推測となるけれど、これは今作の監督・クエストラヴ氏もまたドラム・マエストロであることと無関係ではないのではなかろうか。

彼は、生ヒップホップバンドThe Rootsのドラマーだ。「生」とはつまり、基本的にブレイクビーツ=つまりマシンによるビートの上でラップをするスタイルで発展してきたヒップホップを、あえて人力のビートで再現するということ。
その先駆者である彼を、「復権」と「共存」のドラマーであると呼ぶのは言い過ぎだろうか?そして、ドラマーとは同時にメッセンジャーである、とも。

劇中で、フェスの映像と月面着陸に関するニュースが並行して流され、だんだんバンドの演奏とニュースの音声がコール&レスポンスのように重なる場面がある。このコラージュ的手法ってまさにヒップホップのサンプリングみを感じるし、クエストラヴ氏がこの映画に携わった運命めいた力と彼の伝えたいことを確信するに至った次第。

さて、突然ではあるけれど「ポリリズム」という音楽用語がある。
わが国でもかつてPerfumeのヒット曲名として一躍市民権を得た言葉だけれど、直訳すると複数のリズム、となる。周期の異なるリズム(たとえば4拍子と5拍子)を同時に進行させる手法で、普通に考えると当然ズレていくのだけれど最小公倍数の地点でやがて重なり合う。そこが快感となり、うまくいけば複雑だが多層的なグルーヴが生まれる。
Perfume(というか中田ヤスタカ氏)はその離れてもいつか巡りあう周期を恋愛になぞらえた(天才)わけだけれど、この「サマー・オブ・ソウル」においても相似形のメッセージが鳴り響いている気がしてならない。

そもそも、ラテンやアフリカン音楽ではポリリズムの理解は必須教科だったりもする。多様な性と人種が繰り出すポリリズム。しかしそのズレと巡り合いの両方こそが未来を生むし、最も大切なのは他のプレイヤーのリズム=メッセージに注意深く耳を傾けること…
そのオープンな精神にはまっすぐ共感できるし、自分もいっちょやってみっか、と背筋が伸びるところである。

----

わたしのベストアクトはスティーヴィー・ワンダー「Shoo-Be-Doo-Be-Doo-Da-Day」のベーシスト。なんじゃあのばけもんは。
>|

あなたにおすすめの記事

似ている作品