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サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)のSoulFoodKitchenのレビュー・感想・評価

5.0


2021年9月2日に見た感想です。
長文、スンマセン、ネタバレありやけど読んだら見たくなる🤣
ホンマに素晴らしい映画🥳イヤ〜ムッチャ、カッコエエわ〜😍よく今まで、こんな映像が埋もれてたな〜🤣1969年の夏、ハーレムの中心の公園で毎日曜日ごとに6回に渡って行われ延べ30万人が集まったフリーコンサートの模様をルーツのクエストラブが監督して映画化した‼️
当時、映画用に40時間に渡って撮られてたけど2回だけ60分間テレビ放映されだけで幻のコンサートなってしまった🤣
映画の流れがテーマに沿って進んでいくけど、コレは日によってテーマが決められてたみたいやね。
ゴスペルの流れから、マヘリア・ジャクソンとメイヴィス・ステイプルズの熱唱に鳥肌が立つ❗️マヘリアは「真夏の夜のジャズ」にも出てたけど同胞の前では見違える程の歌唱を聴かせる‼️
そこに公民権運動の活動家でもあるジェシー・ジャクソン神父が登場する‼️このフリーコンサートの意味するところがわかる🤩
ゴスペルの流れは「アレサ・フランクリン/アメイジング・グレイス」を彷彿させます🤡
そして、モータウン勢からのスティーヴィー・ワンダー‼️キーボードのソロが後のニュー・ソウル時代を彷彿させる‼️
そして、このフェスの重要なテーマを体現してる、スライ&ファミリー・ストーン‼️
その佇まいから新しい時代を始まりを予感させる。今更やけどスライが如何に革命的やったか実感としてわかる‼️
そこからモンゴ・サンタマリア等のラテンからアフリカンドラム、ジャズへの流れは国境を超えたワールドミュージックを視野に入れてる‼️
そしてトリのニーナ・シモン‼️アジテーションが戦闘的で過激で素晴らしすぎる‼️
1969年という激動の時代、キング牧師が暗殺された翌年「Black is Beauteful」を高らかに宣言する‼️
この精神は今日の「Black Lives Matter」に見事に通じる❗️
コレも今年公開されたスパイク・リー監督でデビット・バーンの「アメリカン・ユートピア」に繋がる!クエストラブは当然スパイク・リーにシンパシーを感じてるはず‼️
ヒップホップ好き❗️クエスト・ラブ、まじリスペクト‼️ギル・スコット・ヘロンにシンパシーを覚えてるなら見た方エエし❗️そしてクエストラブが如何に社会的な問題意識を持ってるか❗️政治的メッセージを発してるかを身体で感じて欲しい‼️
全ての音楽ファンに見て欲しい映画です‼️
そしてまだ未見の方は「アメイジング・グレイス」と「アメリカン・ユートピア」も三部作やと思って見て絶対に損は無いで🥳

2回目鑑賞
前回はパンフレットが出来てなかったから買う目的と、最後の30分が尿意と戦いながら見たから今度は万全を期して望みました🤣
でも、パンフレットは完売で買えなかった〜😭でジックリ見ても、やっぱり最高やった‼️
音楽的なとこでは出だしがスティーヴィー・ワンダーからチェンバー・ブラザーズ。BBキング、ハービーマン&ロイ・エアーズ❗️
王道のソウルからチェンバー・ブラザーズもスライと同じく白人黒人混成バンドのサイケデリックソウル。そしてブルースとジャズ🤡
そして、あえてフィフス・デメイションの出演も、広い意味で黒人音楽の歴史を俯瞰しようとするフェスの意図が感じ取れます❗️
それから気が付いたのがモータウンデーのバックバンドはファンク・ブラザーズか❗️
グラディス・ナイト&ピップスの「悲しい噂」のベースラインは、明らかにジェームス・ジェマーソンにしか聞こえへんねんけど🤩で、スティーヴィーのキーボードソロに驚異のベースソロが絡んでんねんけど、やっぱりジェームス・ジェマーソンやろか?誰か教えてほしい🥰
またニーナ・シモンでのギタリストも気になる❗️多分、ジャズ系の人や思うけど誰やろ〜🤡
とにかく曲の流れが見事やねん❗️スティーヴィーのキーボードソロからアフリカンパーカッションに繋がる所なんかホンマ見事❗️メッセージ性はもちろん❗️カットイン・カットアウトを含めた編集感覚がDJ的で今の映像として見事に蘇っているワ🥳
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