ヤマト

シーサイドモーテルのヤマトのネタバレレビュー・内容・結末

シーサイドモーテル(2010年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 主導権がほしい!! 】

 一軒の“クセあり”モーテルで、様々な人たちが、様々なドラマを繰り広げているのです。それが面白くて面白くて。さすが日本のトップスターたちが出演しているだけありますね。

 “クセあり”登場人物たちのやり取りの特徴として、主導権争いが挙げられます。言ってみれば、相手の心をこちらに向けたいのです。だから怒ったり悲しんだり脅したり騙したりして、演技をするのです。でもあまりうまくいきません。なにはともあれ、最初からホンネで正直に接することが一番のようですね。
 そして、全部屋で物語が繋がっていました。世間は狭し、世の中色々あるみたいですね。

 最後に、黄色味がやや強いノスタルジックな映像に心奪われたということを残しておきます。その映像美がモーテルの部屋の雰囲気とマッチして虜になりました。そして、部屋の時計がガシャっと変わる描写でノックアウトです。
 面白くて美しい。映像から目を離す余地など、どこにもありません。
ヤマト

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