正行

成れの果ての正行のレビュー・感想・評価

成れの果て(2021年製作の映画)
4.0
日本映画界の宝、萩原みのりさん主演ということで数ヶ月前から楽しみにしていた。
朝ドラ『すずらん』の萌ちゃんを演じた柊瑠美さんがお姉さんというのも良かった。観終わった感想、腫れ物に触るような、観ていて苦しくて脳梗塞にでもなりそうな作品だった。
平穏な日常をぶち壊す妹萩原みのりさんの帰宅。圧倒的な目力と態度で周囲の人達を威圧する。物語が進むにつれ、妹の過去に何があったのか、周囲の人達はどのような関わりがあったのか、出演者全員の段々とメッキが剥がれて本音があらわになっていくところが恐ろしく面白くもあった。
舞台版では居候がもう一人、ゲイがもう一人出てくるそうだ。舞台版も観劇したい。
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