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成れの果てのカルピスのレビュー・感想・評価

成れの果て(2021年製作の映画)
1.5
萩原みのりさん演じる小夜が登場した途端に周りの空気が一気に張り詰める感じが凄く良い〜!
もう、その場にいたらあの太った男性と同じ様にすぐに退室したくなる様なピリピリした感じがヤバい。

ただ、そんなピリピリした状況下を作っているのは小夜の姉である柊瑠美さん演じるあすみが、学生時代に小夜をレイプした犯人である木口健太さん演じる布施野と結婚を前提に付き合っているせいであるから仕方ない!
そりゃ〜自分を犯した犯罪者と付き合ってればキレるし、冷静でいられないのは間違いない!
しかも、布施野がレイプ犯である事は町に住む人達に知れ渡ってるのに普通に布施野と親しくしてる人達を見て、どうゆうこっちゃ!って思うのも仕方ない!

そんな作品がどうゆう社会性メッセージを伝えて終わる作品なのか、楽しみにしていたのだが!
結末にはかなりガッカリしました。
そうゆう驚き闇堕ち展開で終わるんかい!
って所があり、ナイーブな問題を少しエンタメ要素で終わらせてるのはどうかと思う。
最後の柊瑠美さんの暴走ぷりは凄いけど、何故そうなる!
もしそうなるなら、少しでいいので過去の出来事を入れてもらいたい。
姉と妹の昔からの因縁をそこに持っていくのは無理がある気がする。

小夜の布施野に対しての思いが、観てる側と一気に距離が離れましたね。
最後の小夜の選択に共感できる女性はいるのでしょうか?
謎…

まー作品とは別件で、柊瑠美さんって誰だっけ?
って調べたら千尋の声を当てた人でしたか!
なんか、千尋が大人になったらこうゆう人なんだろうな〜と思えるような面影がある素敵な女優さんになられてましたね。

役者の方々は皆さん良かったです。
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