このレビューはネタバレを含みます
皆さんと同じく新作が公開されたらとりあえずなる早で見に行く監督なので普通に鑑賞。
誰が出てるどんな話かも知らずメインビジュアルから音楽物かと思ってたけどそうでもなかった。恋愛物でも友情ものでもあるけど家族の比重が大きい。
今泉印は数人のキャストが担ってるだけで原作を（たぶん）ストレートにいい感じに映像化してるのでは。
途中まで、こんないい人いい子たちだけの世界があるかと鼻白みながらも徐々に気にならなくなってトータルすごくよかった。そもそもここは日本だとも地球だとも言ってないし。
相変わらずキャスト含め画面に映るもの聴こえてくるものの隅々にまで配慮が行き届いてて、台詞も、過不足ない上にたまに「へたくそかよ」みたいなキラーワードを入れてきたりして隙がない。
興行的にも（たぶん）作品的にもオーダーに応えつつ娯楽作品としてちゃんと面白くて、何より見終わって外に出た時に気分がいい。巨匠かよ。
