本家『カメラを止めるな!』を視聴していたこともあり、気になってリメイク版である本作も視聴。
『アーティスト』でアカデミー賞を受賞した監督ミシェル・アザナヴィシウスが本作を手がけていることにまず驚き、そして違和感満載なくらい本家版に忠実なのも驚いた。
後々理由は明かされるものの、前半の登場キャラが全員和名なのは別に変えてもよかったのではないかな…と個人的には思ったり。
本家との繋がりを感じられるのは面白いけれど、“ カメ止め”の魅力は後半の種明かし部分にあるので、前半部分のB級ゾンビ映画としてのクオリティをもっと上げてほしかったなと残念に思った。
総体的には本家の『カメラを止めるな!』を超えるクオリティではなかったかなと思う一方、ラファエル役のフィネガン・オールドフィールドのゾンビとしての動き方が上手くて感動したし、目の動きも化け物感が出ていてよかった。
あと、本家に引き続き竹原芳子(旧芸名:どんぐり)さんが出演していたのが嬉しいポイント。
竹原さんのインパクトを超える個性派女優を連れてくるのは難しいと思うので…
本家に忠実なのは嬉しいけれど、せっかくフランスでリメイクしているのだから、もう少しオリジナリティがあればよかったかな〜というのが個人的な感想。
本家だけで充分満足できるので、わざわざリメイク版を見なくてもいいかなと感じてしまうのが残念だった。
本筋とは関係ないけど、本編中でも字幕が“ キャメラ”表記なのが良かった。