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屋敷女 ノーカット 完全版のカポERRORのレビュー・感想・評価

屋敷女 ノーカット 完全版(2007年製作の映画)
3.8
✤✤今夜の一言ツッコミレビュー✤✤

「志村ぁーー後ろ!後ろー!ლ('꒪д꒪')ლ」

─ ─ ─ ─

言葉の通り、本作はまんまドリフのコントである。
全編通じて血だらけでグロくてエグいが、まごうことなきドリフの『8時だよ全員集合!』に他ならない。
とりわけ、通報のあった家に”全員集合”した警官達が、ドリフのコントのメンバーばりにすこぶる知能指数が低い。
例に挙げると…
・銃声があったのに応援を呼ばない。
・家の中に死体が何体も転がっているのに救急車を呼ばない。
・別件で護送中の容疑者の手と自らの手とを手錠で繋いで一緒に銃声のあった家に突入。
・同僚の屍が散乱している家の中で犯人も見つかっていないのに、周囲(背後)を全く警戒しない。
・終いには自ら犯人に撃ち殺されたのにゾンビと化して加害者ではなく被害者を襲う。
…どう考えてもコントじゃないか。
しかも最後に挙げたゾンビのくだりは、観た者全員が……イマノダレヤ(º ⌓º )ポカーン……となったに違いない。
流石に私もあれが一体何だったのか気になったので、鑑賞後即座にネットで解説記事をググッた。
なになに…「本作では何故か死んだはずの警官が生き返り、ゾンビ警官として登場しますが、何故いきなりゾンビ警官が登場したかというと、”監督がゾンビをどうしても登場させたかったから”なんです。」…はぁ?(ꐦ°᷄д°᷅)ワレ ナメトンノカ?

本作、確かにラストの××(チョメチョメ)シーンは悲鳴をあげるほど凄惨な描写(文字通り”いっチョメいっチョメ ワーオ”)だったので、世間的にはそちらがフォーカスされがちなのだが…私的には如何せんバックボーンがドリフなので、ホラー要素は「ちょっとだけよ〜ん」という印象だった。
とは言え、83分の短尺で色々楽しめたことは間違いない。
グロ耐性のある方で本作未見の方は、怖いもの見たさで是非一度トライしてみては?
『屋敷女 ノーカット 完全版』は、現在、U-NEXTにて見放題配信中。
ちなみに、往年の『8時だよ全員集合!』のアーカイブ動画も、同じくU-NEXTにて見放題配信中!
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