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べイビーわるきゅーれのMEIのレビュー・感想・評価

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)
4.5
芯のある/プロフェッショナルな女性にスポットがあたる作品やバディものが好みの自分。予告を観て「うわ、絶対好きなやつだ」と思っていたけどやはり好きだった。

まず主人公の2人が最高にキュート。“金髪ショートが似合う新進気鋭のアクション女優”って惹かれないわけない、、、!とまひろ役の伊澤彩織さんを観たくて行ったところもあったのですが、ちさと役の髙木あかりさんも想像以上にとっても素敵でした。

髙木さんは演技が非常にナチュラル。渋谷や新大久保を歩いている今時の女の子の一面と、頭がキレて肝が据わったプロの殺し屋の一面をとても自然に共存させていてすごい。

経験値すら感じる演技力の高さでしたが、まだ18歳!!18歳の演技って、もっと本人の自我を感じてしまうような、メタ視点で見てしまうような、硬さとか青臭さがあるものだと思うんですが。。。頭の良い方なんだろうなと、今後のご活躍が楽しみです。

そして伊澤さん演じるまひろの不器用さもリアルで良かったです。ちさとに謝るシーンが良すぎた。ああいう子いるよね。ほんとにいい子。髙木さんは若くて驚きましたが、伊澤さんは27歳だそうで驚き。二十歳くらいかと思ってました。高校を卒業したばかりという設定になんの違和感もなかったし、精神的に少し幼いまひろがとてもハマっていました。

2人のアクションが本格的だったからこそ、命がかかったシーンでちゃんとスリルを感じられたし、平和な日常のシーンに感動できました。

ちさととまひろははこれまでどんな人生を歩んできたんだろう。どんな境遇で殺し屋になって、どうしてそんなに強くなったんだろう。

こんな風に考えずにはいられない、後を引く傑作でした!2人に会うためにもう一回観たいなあ。


(ユーモアのセンスも好きでした、職業殺し屋の人ってストレス溜まったらマシンガン撃ちたくなるんだ笑 あとしれっと紛れ込んだ「ドルガバの香水のせい」が最高でした)
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