非常に気が重くなる作品だけど、場面の映し方、脚本、演者、音楽、全てが調和した傑作だと感じた。
お兄ちゃんやノリくん、周りの子供はどんどん成長していって、中学に入って友人関係も変わる、両親も関係性が変わるなど変化があるのに、あみ子だけ時間が進まないのがつらい。
周りの見た目も変化していっているなか(数年に渡って撮ったように見えたけど違うよね?)あみこだけ髪型も変わらず、ぶかふかの制服で、ずっと小学生みたいな言動なので、本当にそう見える。
お母さんとの関係など、?を残しながらあえて情報を隠されて物語が進んでいくけど、それこそあみ子の蚊帳の外感の視点のようで、そういった仕掛けは、こちら側もあみ子になったような感覚。
さらに重そうだけど、原作も読んでみようと思う。