広島の素朴でのどかな空気感に騙されそうになるけど、あみ子の言動が誰かを笑顔にしたり喜ばせるシーンがとことん無くて、終始しんどい映画だなと思ってしまった。
少なからず自分も同じようにして誰かを困らせたり無神経に傷つけてる経験があって、その当時は気づけなかったけど、
あみ子だって自分の何がいけないのかわからなくて、勝手に泣かれたり、勝手に部屋から追い出されたり、勝手に勝手にの連続で。わからないままに居場所を失っていくのが、かなり切ない。
両親があみ子を育てることを半ば諦めているようにも見え、またあみ子に対して深い愛情を感じなかったり、両親自身が子供じみてる瞬間もあり、あみ子の居場所が無いのはあみ子のせいではなく周りの環境が整ってないからだとも思った。
あみ子と関わったらイライラしてそんな事言えないかもだけど、あみ子にはどうか「ふつう」という言葉を知らずに生きていって欲しいなと思うよ...!