このレビューはネタバレを含みます
ストーリーに入り込む、というよりは登場人物たちの様子を俯瞰で眺めているような感覚だった。ファンタジックな要素が大部分を占めているため、理解するのが難しい所もあったが、原作を読めば理解が追いつくのかと思う。さつきと等の出会いは印象的だったが、親しくなっていく過程をもっと観たかった。それがあればより等とゆみこの死と自分も向き合えるような気がする。後半のさつきと柊が頷き合うアップのシーンは2人生きていく決意が固まったことがよく分かる。作品全体の色味がファンタジックで淡くて綺麗だった。