このレビューはネタバレを含みます
破壊のシーンが最高に良い。
自分を破壊者だと語っていたマイルズ(エドワード キートン)が殺したアンディの妹ヘレンに家をめちゃくちゃにされて、しかも新しく売り出そうとした新しい固形燃料クリアで燃やされるのも最高。
ブノワ ブランはもちろん主人公だけど、途中からヘレンがもう1人の主人公だったね。
物語はシンプル。
アルファで一躍富豪になったマイルズ。
しかしそれの基礎を作ったのはアンディ。
グラスオニオンという酒場のナプキンに書いたものがアルファの基礎。
アンディはクリアの問題点を知っていたため、それを売り出そうとするマイルズと対立する。
しかし会社を追い出されたのは、アンディ。
裁判でナプキンの基礎を書いたのが、マイルズという判決が出たから。
本物のナプキンはその時どこかに無くしてしまっていたから、さらにグラスオニオンという酒場で仲間だった、モデルのバーディ、科学者のライオネル、YOUTUBERのデューク、政治家のクレアたちが法廷で嘘の証言をしたから。
しかし後日本物のナプキンを取り戻し、それをメールで伝えたことで、アンディはマイルズに殺されてしまう。
殺された姉のために、妹のヘレンがブノワに調査を依頼。
さらに、姉の死を隠して、姉としてパーティに潜入。
情報を集めて、そこからブノワが真相を究明。
真犯人はマイルズ、ただの馬鹿であることも。
アンディの殺し方も、デュークの殺され方も毒殺(デュークはアンディの家からマイルズが出てきたのを知っていたから、さらにネットニュースでアンディの死を知った時にマイルズを脅したから、殺された)。
ヘレンを殺そうとした暗闇の中で銃を使うやり方も、ブノワが直前に言っていたこと。
今度のことは全ての友人が証言してくれる、真実のための嘘を。