みゅー

フィオーリ、フィオーリ、フィオーリ!のみゅーのレビュー・感想・評価

3.6
『君の名前で僕を呼んで』のルカ・グァダニーノ監督によるドキュメンタリー短編。
スマホやタブレットで撮影したらしいんだけど、そんな風には思えないくらい映像きれい!


コロナ禍で感じたこと等を友人との会話から映し出していて、印象に残る言葉がいくつも出てきた。

「森が健やかでいるためには周期が来れば焼き払う必要がある」
世界の現状への暗喩、サイクルとしての捉え方。
今がその焼き払う期間だとしたら、世界はまた再生するということ、だと信じたい。
収束後の世界が元の世界と同じ、とはならないんだろうけど、どんな形であれきっと人は適応できるはず。

また、「君と他者との境界線」という言葉も印象的。


始めの会話の中で思ったのは、そもそもロックダウンの時は、本当に必要最低限の外出で閉鎖されてたんだなって。
2ヶ月とか基本外出のできない生活の中で、何もしないがある意味で許された時間。
日本の緊急事態宣言とかまんぼうとか、実際のところ中途半端すぎるし結局基本仕事はしてるし、経済活動が止まれば大変なんだとは思うけど、そんな時間が少しだけ欲しいとも思った。


本編とは関係ないんだけど、動画の始めは何かのCM。
お洒落すぎて普通に本編かと思って魅入ってしまった。建物とか好みでそれだけで楽しい。
黒人系の男性がイケメン(割とタイプ)なのも良き。
みゅー

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