単純なスリラーとしてだけ見ると、タラタラしてて長いなぁという印象。
そして、タラタラしてる分、終盤にかけての胸糞悪さが際立っていて、あんなにタラタラしていたのに、最後は急にサラリと終わる。
重苦しい演技をするキャストの中で、子役の子の存在がすごく輝いていて良かった。
こんなところが正直な感想。
しかし、アメリカやヨーロッパの情勢に疎い自分には、この作品の本質を全然理解できていなかったことを、上映後のトークショーで知る。
スリラーとしての縦軸の他に、横軸として保守とリベラルの交流が丁寧に描かれていた。
そこらへんの知識や感覚を持っていれば、この作品の見方が変わるかもしれません。