The Forever Purge 2021年作品
5/10
エベラルド・ゴウト監督
シリーズ5作目
題名の通りの作品。エスタブリッシュメントが底辺の
人々のガス抜きではじめたパージだったが、暴走して
パージの期間が終わってもパージを継続してしまう。
金持ちの中西部の牧場主(ウィル・パットン)の
人種差別主義の息子(ジョシュ・ルーカス)が
雇っているメキシコ人とその妻(アナ・デ・ラ・レゲラ)とサバイブする。
レゲラが国境の巨大な壁をトンネルで括り抜けてきたメキシコ
の不法移民だったり、TVレポーターに対してパージ支持者がフェイク
・ニュースと叫んだりしていている。
本作は当初2020年7月10日に公開予定であった。
2020年11月３日の大統領選にぶつける意図、つまり
トランプの再選されたら、アメリカの未来はヘイトだらけの
パージの世界だと言いたかったのだろう。
現在認知症疑いの人が大統領就任しても、なにも変わら
なかったわけで、公開日がずれたおかげで、本作の
存在意義は民主党支持者にとっては無くなったと
思われる。
トランプ支持者に安易なレッテル貼りをしているようでは
ヘイトが永遠であるという現実を皮肉にも示した格好になった。
本作の展開はとても安直で差別主義者だった男が危機にを通して、
異人種との団結をするというもの。子供じみている。
ザーン・マクラーノンが出ていて、ザーンを観たい自分としては
そこだけは良かった。
できたら本作で終わりにして欲しい、新作出るとなんとなく観てしまうので。
