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シークレット・ディフェンスのyouのレビュー・感想・評価

4.0
結末が気になる、
とかじゃなくて、
展開が気になる、
という華麗さ。

ジャックリヴェットはサスペンスの人やとわかってはいたけれど、流石にマジもんのマジ(マジと書いて本気という意味)を見せつけられると息もできなくなった。息するのを忘れるのではなく、できなくなるってのが重要なところ。

なんか普通に置いてけぼりにされているのにずっと追ってしまう存在みたいな映画だ。ジャックリヴェットが操縦するセリフやショットやストーリー展開に乗り込んでしまったが故に、ハッキリと見えてはいないが確実に良い景色が広がっている車窓からの風景をとにかく五感を凝らして体感している感じで、3時間乗りきったような。

ちゃんと長いけど
それだけの見応えがありすぎて
本当に天才、、
と興奮冷めやらぬままシークレットディフェンスのことだけ考えながら秋の冷たい風が吹く夜道を自転車を漕いで帰宅した。


サスペンス以上にエンターテイメント(ユーモア)でありエンターテイメント(ユーモア)以上にロマンスであるのに、ロマンス以上にサスペンスなの、本当勘弁してくれ。許容範囲外で心掴むのうますぎて、いちいち、全てが、たまらなすぎて朝6時起きだったけどそんなの一切関係ないくらい目が冴えて寝れなくなってしまっているよ。今24時。明日も6時起きなのに、、本当勘弁してくれ。。



過去家で観ようとして断念したジャックリヴェットを、やっぱり一気借りして一気見しようかな。という無謀な決意すら生まれる多幸感。忘れないぞ。秋の始まりに観たシークレットディフェンスを!!!
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