1sugar

前科者の1sugarのネタバレレビュー・内容・結末

前科者(2022年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

まだ小さかった頃の家族で行った動物園のビデオテープ。たまらないよ。
この子達の未来が救われないなんて。

知らなかったけど保護司は民間ボランティアで報酬なし。
危険と隣り合わせだし、しんどい事も責任も重いと思うのに。
元受刑者と女性の保護司が、自宅で2人っきりって。
しかもあんな手料理まで出して誤解されないのか、とか酔い潰れるなんてあまりにも無防備でハラハラしました。

弱さが武器ってハッとした。
強さももちろんあるし、でも弱さもあるから人が安心するしそれで救われる人もいるんだなって。

図書室の本に書いた言葉たち、
私はアホだから犯人に向けて書いた言葉だよね?って都合の良いように解釈してたから阿川さん落ち着いて、あの同級生もエレベーター閉まる時に言ってやれよなって思ってたけど
阿川さんが読んでたお気に入りの本にわざわざ書いたってことは…ってゾッとして自分に向けられた言葉たちだとあの頃に確信したあの子はどんだけ苦しかったかな、って。そりゃ忘れることなんて出来ないしずっと重いものを背負ってきて逃げずにずっと自分に課してたものがあったんだなって。
事件現場に供えられた花が枯れて悪臭など苦情が出る、片付けるのは遺族。
今回も森田剛すごかった。みんな素晴らしかった。
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