ぶみ

ザ・ミスフィッツのぶみのレビュー・感想・評価

ザ・ミスフィッツ(2021年製作の映画)
3.0
彼らに盗めないものはない!

レニー・ハーリン監督、ピアース・ブロスナン主演によるクライム・アクション。
伝説的な盗みのスペシャリストを招き入れた犯罪プロ集団「ミスフィッツ」が、テロリストの資金源となっている金塊を私営刑務所から盗み出そうとする姿を描く。
主人公となる盗みのスペシャリストをブロスナン、「ミスフィッツ」のメンバーを、ラミ・ジェイバー、ジェイミー・チャン、ハーマイオニー・コーフィールド、ニック・キャノン、マイク・アンジェロ、彼等のターゲット役としてティム・ロスが登場。
物語は、キャノン演じるリンゴが語り部として進行するが、相手にぶつかって盗みを働くシーンに始まり、既視感満載。
砂漠で繰り広げられるカーチェイスは、もはやチェイスではなく走っているだけであり、主人公等のクルマに至っては、横転から一回転して元に戻るという都合の良さ。
そして、予算の影響を如実に受けるのがCGであるが、特に爆発シーンのショボさは、これぞB級と言えるもの。
ただ、既視感満載だろうと、CGがショボかろうと、なんだかんだ言っても話はそこそこ面白く、決してテンポも悪くない。
もはやジャンル映画とも言える盗賊団の作品として、存在感は薄いものの、ブロスナンとロスの出演と微妙なチープ感が良いほうに転がった一作。

「マトリックス」みたいだろ。
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