マ帆

ディア・エヴァン・ハンセンのマ帆のレビュー・感想・評価

4.2
本当優しい人ばかりが損する世界だ...。
繊細なセンサーで他人の感情まで受信してしまって、それさえも自分にしか埋められない穴にして、気付いたら穴を埋める余裕なんて無くて、自分は空っぽな人間だと錯覚する最悪の負のループ。

でも見てくれてる人、穴を埋めてくれる人はどこかに必ずいて、"みんな闘ってる" 。チョボスキー監督が描くシンプルなメッセージがワンダー君は太陽に続いてここにも。アラナの「何を飲んでる?」でヴワッッ😭だった。アラナ好きだったな〜ヘイトユーギブのアマンドラ・ステンバーグ!

そしてこれもまたChoose Kindの物語だと思った。コナーの両親にYESと答えるまでにきっとエヴァンが経由した色々なもの(消極的な自分とか憧れとか)の中で1番大きかったのは間違いなく優しさで、優しさで損をすることもあるけど優しさを選ぶことは決して間違いではないんだな。と、映画を観たあとYou Will Be Foundを聴きながら考えていた。あのネットワークの演出には何故か一瞬狂気を感じたけど、、。

他にもピッチパーフェクトのSWオタクボーイベンプラット(歌も演技も上手すぎ舞台観に行きたい...)、ユニークライフのザヒード、ブックスマートのエイミー、そしてエイミー・アダムス&ジュリアン・ムーア!ここの共演最近続いててうれしー。好きがいっぱいの約束された勝利だった。映画で、とか抜きでここ最近1番泣いたかも。
マ帆

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