ツクヨミ

ディア・エヴァン・ハンセンのツクヨミのレビュー・感想・評価

1.2
一つの嘘から産まれただけなのに…
エヴァン・ハンセンはコミュニケーションが苦手で1人の日々を過ごしていた。そんな折にコナーという学生に"自分宛ての手紙"を奪われ…
嘘から始まった騒動を描いたミュージカル。今作は結論だけ言うと自分には合わなかった。それは主人公が放つ嘘が勘違いのように変な方向に広まっていき後戻りできない後ろめたさがずっと後を引いていたからに他ならない。そんな状況下で楽しそうなミュージカルシーンをやられても辛くなるだけ…この内容で正直ミュージカルでやって欲しくはないという感情さえ出てしまう。
しかし曲の素晴らしさや演者の演技は素晴らしい。内容さえ違うものだったらどんな作品になっただろうかと考えてしまい、すごく複雑で微妙な雰囲気で包まれた鑑賞になってしまった。刺さる人には刺さるが私には刺さらなかった…ただそれだけのこと。
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