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ディア・エヴァン・ハンセンのmanamiのレビュー・感想・評価

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なんか低めの評価つけてる人の気持ちも分かるし、高い評価着けてる人の気持ちもわかるし、うーーーーー難しい。

映画としてじゃなく、作品としてなら本当に最高最強だと思う。でも映画までベンプラ主演でやる必要ある??年齢考えて!って人の気持ちもわかる。でもエンドロールに父プラさんの名前あったしベンプラ主演以外じゃ実現しなかったのではっていうのと、間違い無くベンプラが歌うEvanが良いんだよなあと言う気持ちもある。見た目的にきついシーンが多々あったのも確かで。前情報として「主演がブロードウェイのオリジナルの主演俳優」っていうのを知らなかった人にはストーリーと曲だけだと厳しいと思いました。年齢的にはAndrew君の方がぴったりだし。

結果的にこの映画はAmandra様のオリジナルソング The Anonymous Onesに凄い助けられて成立したのでは無いかなと思います。だからRepriseまで入れたんだろうし。

ということで映画としては最高最強では無いのでは無いかと。感覚的には3.8くらい。The Anonymous Onesを入れたり全体的の纏まりで4.3。でも作品としては最高最強全世界の人に見て欲しい知って欲しいので総合的に4.8です。

ここからは映画じゃなくDEHという作品についてのレビュー。

元々この作品を知ったのはHSMTMTSの劇中歌に名前が出てきたから。その後何かのプレイリストに入っていたからWTAWを聴き始めて、ストーリーも調べて読んで、Broadwayいつか観に行きたいなと思っていたら映画制作されるの!?がきっかけでした。

ああああああ制作を知ってから公開まで1年待った甲斐があった!!!!誇張無しで本当に朝Waving Through A Windowを聴いて歌ってそこからポジティブな曲に切り替えて1日を過ごすという生活をほぼ毎日送ってきたので、オープニングから流れた瞬間ああ始まるんだって涙と鳥肌がたった。

全ての曲が良いし、誰かしらに感情移入して鑑賞できる。重いし辛いけど、誰にでも多かれ少なかれ「うつ」の感情はあるし、周りにもたくさんいる。原因が何かはわからないし、一見幸せそうに見えるかもしれない。でもただ装うのが上手なだけかもしれない。

でももし独りだと感じたら、このまま消えても誰も気づかないんじゃ無いかと思ったら、自分の身に何か起きても誰も見ていなかったら何も起きていないのと同じじゃ無いかと思ったら、違うって気づいて。今にも消えてしまいそうな人がいたら、違うよって気づかせる勇気を持って欲しい。そんなメッセージが込められた作品です。

2021年の映画の日に観てよかった。


追記: 「映画としての映画」として(?)良いわけでは無いけど、「ブロードウェイの作品がいつでもどこでも体験できる映画」としては最高。

思い出して更に追記: エンドロールのThe Anonymous Onesポップにアレンジしたバージョンはまじでいらないと思いました。なんでもポップにすればいいってもんじゃないよ……。
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