ストーリーとしての出来はシンプルでそこまで内容自体に引き込まれる映画ではなくて、徹底的なメンタルヘルス啓蒙映画だったな。
皆何かしらのメンタルの問題を抱えているけど、その表出の仕方はそれぞれ。現代の若者世代にはけっこう突き刺さる場面多いんじゃないかな。自分もエヴァンだけじゃなくて他の登場人物の言葉に共感できた。
エヴァンの悪いことしてないのにすぐ「ごめん」から話始める癖とかまさに自分もやってるなあと。アラナの問題を抱えていると見せないように振る舞うとかも、ああわかるなあと。
あとは2家族を対照的に描いて、格差問題だったり、すぐ自己啓発やらにハマってしまうアメリカ社会を描いているところも見過ごせない。