べー

ステキな金縛りのべーのネタバレレビュー・内容・結末

ステキな金縛り(2010年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーをなんとか成立させるため、そして描きたいシーンを描くために動かされる人物造形があまりにも稚拙。例えば、ヒロインが「幽霊は周りからは見えない」と知っているのであれば、それを踏まえた振る舞いをするはず。また、ヒロインが最初に幽霊を見た時には通常の人間であるとまず受け取ったにも関わらず、街を歩いていて幽霊を見える人が大げさな悲鳴をあげるシーンがあるのも大きく矛盾している。殺人を犯した真犯人が「来いと言われたから」とスケープゴートである旦那がいる法廷に出廷するというのも無理がありすぎる。そして死を軽々しく扱いすぎていることもあり、観ていて不快感を覚えるレベルで良くない作品だった。あまり三谷作品を観てこなかったんだけど、別の作品を観る気が一気に失せてしまった。
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