ユウサク

ディナーをどうぞ!のユウサクのレビュー・感想・評価

ディナーをどうぞ!(2021年製作の映画)
3.3
「特別扱い」する方の差別が割と容赦なく描かれる。『ロボ・コップ』や『ツイン・ピークス』で有名なレイ・ワイズも差別的な校長役で出演。名前間違え続けるの対称性の表現かと思ったけど単にレイシストなだけだった……。

ラストの歌は「それでも諦めないぞ」という表明なのか「別にアメリカなんかどうでもいいわ」なのかちょっとよくわからなかった。メイキングで製作の人が「ハリウッドでマイノリティが映画の主役に抜擢される流れに一石を投じたかった」とちょっとよくわからないことを言ってたので(字幕が不十分なのか、編集でまとめられた結果変な発言になってるのかはわからない)なおさら。ステレオタイプまんまな表現してるならあれだけど製作にもちゃんと同じ人種マイノリティがいて真摯に作られてる作品もあるしなんならそういう作品はディズニー傘下の会社に多いのになんでそんなこと言っちゃうの?ピンポイントに実写『ムーラン』を指して言ってるならまだわかる。

まあ監督の実体験ってことだったので改変しようもない部分ではあったんだろうけどそれなら客全員が呆れて帰るラストじゃなくみんなで盛り上がるラストもありだったんではなかろうか。何歌ってるかわからないけどとりあえず盛り上がるのもそれはそれで無理解っぽい?
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