ユウサクさんの映画レビュー・感想・評価

ユウサク

ユウサク

ル・バル(1984年製作の映画)

3.5

4Kレストア

冒頭から台詞なしでインストの曲(『ル・ジュエ』のウラジミール・コスマの編曲)がカッコいいな〜と思ってたらそのまま最後まで台詞なし+音楽鳴りっぱなしでたまげた。人に、場所に、歴史あり。群
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マリア・ブラウンの結婚(1978年製作の映画)

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またファスビンダーが怪しい役をノリノリでやってた。結婚指輪のズーム良かった。

ただビルが殺された辺りから興味持てなくなって、最後まで惰性で見た。なんで殺すの?

リリー・マルレーン 4K デジタルリマスター版(1980年製作の映画)

3.5

カット尻が短い。ファスビンダーは怪し過ぎる役をノリノリで演じてて楽しそうだった。

戸田奈津子みたいに、相槌や応答が字幕に乗らないことが多々あるので、そこは若干ストレス。

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

1.2

興醒め。前々作もそうだったけど、異性の恋愛でしか物語を動かせない人なんかな。

戦慄怪奇ワールド コワすぎ!(2023年製作の映画)

1.9

ワンカット風の撮影技術は素直に舌を巻く。男性への性暴力(らしきもの)やクィアな関係、暴力的な人物の内省などを描いたこともいいとは思う。でもあのオチだと台無しでは。コミック的な霊能力者の描写もなんだかな>>続きを読む

ドライブアウェイ・ドールズ(2023年製作の映画)

3.2

UHD HDR10+ のマークついてるのに1080pでしか再生できなかった。

「アホらしさ全開のダイク・コメディを!」っていうコンセプトは良い。あえてのチープさなのはわかるけど、トランジションがダサ
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アダプテーション(2002年製作の映画)

2.5

尻ボテ!

構成は面白いけど、やっぱり中年おじさんの女性への眼差しは気色悪い。どこまでが実在の人なのかわからないけど、下手したら訴えられると思う。

ベイルート、もう二度と(1979年製作の映画)

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MEDIA CITY FILM FESTIVAL 2024
配信 英語字幕

Pour quelques vies (1976) も。

ストーカー(1979年製作の映画)

3.4

2025年1本目。

タルコフスキーは好きだけど、ホールに入ってからが流石に退屈。帰ってきたらさっさと終わればいいのに。序盤の「ゾーンに入れるか?どうだ!?」のところが一番活劇で面白い。障害の捉え方も
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天国にちがいない(2019年製作の映画)

3.8

エリア・スレイマンの唯一の台詞が「ナザレから来た」「パレスチナ人だ」。どこまでも鋭角。パリやアメリカでの映画スタジオでのやり取りはマジでああいうのがあったんだろうな。グロテスク。

でも水を運ぶ人とい
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

3.3

悪くはないけど、良くもない。子どもが容れ物になってる感は否めず。意地悪な親戚?かなんかに一旦預けるところがよくわからなかった。1981年のアイルランドならしょうがないのかしらんけど、子どもに働かせるこ>>続きを読む

システム・クラッシャー/システム・クラッシャー 家に帰りたい(2019年製作の映画)

1.7

んーー……?

感想にあるのが母親のことばっかで、父親の責任に触れてる人が全然いないのが、この作品の失敗を端的に示していると思う。あと子どもの裸撮るな。大人でさえ綿密なコミュニケーションと同意のプロセ
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還るばしょ(2014年製作の映画)

4.2

こちらも塚田万理奈監督。フィルムだった。傷も結構ある。姉妹版『犬猫』と言っていいかもしれないけど、もう少し内向きな感じ。こちらにも『空の味』と同じく摂食障害の描写がある。同じスーパーも出てた。

編集
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空(カラ)の味(2016年製作の映画)

4.5

※嘔吐と自傷の表現あり

『満月、世界』の塚田万理奈監督。やはり凄かった。摂食障害への向き合い方・描き方が非常に真摯。監督の経験が基になっているとはいえ、それを真摯に描けるかは経験の有無には関係ないの
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ドラえもん ぼく、桃太郎のなんなのさ(1981年製作の映画)

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「どんぶりこっこ すっこっこ」?聞いたことのない桃太郎の歌。「なんなのさ」ってなんなのさ?と思ってたけどこういうことか。

大学生のび太の時の小原乃梨子の声がカッコいい。のび助の敬語がめちゃくちゃ大人
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21エモン 宇宙へいらっしゃい!(1981年製作の映画)

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瞬間移動の表現が本当に「瞬間」の「移動」なのでちょっとドキッとする。カッコいい。真空で完全に声を切るところも潔い。リモート授業のうえ「あとで録画で見直します」は流石。

ワープで亜空間にいる時の劇伴が
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ペトラ・フォン・カントの苦い涙(1972年製作の映画)

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ワンシチュエーション、全部セリフでやるタイプの苦手なやつだった。戯曲なら舞台でやるのが一番いいと思う。

創造物(1966年製作の映画)

4.9

いつの間にか配信してたヴァルダ初期の長編。一切前情報入れずに見て度肝抜かれてください。途中「画面の故障?」と思うけど故障じゃないのでご安心を。





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見ました
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ミュージック(2023年製作の映画)

2.9

やけに無理のある設定が出てきたらどうせ戯曲なんだろ?と思ってしまう。そして今回もそうだった。ただ下敷きにしてあるだけでそこから何を表現したいのか全然分からなかったけど。最初ゲイフォビアなのかと思ったよ>>続きを読む

トクシック(2024年製作の映画)

3.5

色々とグロテスクでどっと疲れた。ルッキズムの中ではマジョリティとされる人たちも、その実全く恵まれているわけではなく、誰も幸せになっていないという告発。ほんのりと希望を感じるラスト(というか願い?)と、>>続きを読む

断崖(1941年製作の映画)

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だいぶ前の録画。「どっち?」をひたすら繰り返すのはフィンチャーの『ゲーム』を思い出した。
ただ結局男がギャンブルクソ野郎なのは変わらない。いっそ最後までどっちかわからなくした方がいいんじゃないの。

アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

1.1

だいぶ前の録画。世界一長いベンチ。

性暴力を茶化すな、あほんだら。職権濫用で勝手に個人情報取ってるのに「あはは」で済むのもわけわからん。「女はヒステリーだ」にバクスターも「そうですね」とか言ってんじ
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木と市長と文化会館/または七つの偶然(1992年製作の映画)

3.8

これも『緑の光線』の次週くらいに録画して、でも当時はあんまりハマんなかった。見直したらやっぱり良かった。唐突に終わるところが好き。こんな昔からずっっっっっと同じ話してるのに、人間って学ばないな。市長が>>続きを読む

緑の光線(1986年製作の映画)

4.6

【1回目】たぶん6〜7年前のBSプレミアム ☆3.8

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【2回目】
録画した日付は1月29日だったけど何年のかはわからず。
見返したら思ってた以上に良かった
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抓娃娃(じゅあわわ) ー後継者養成計画ー(2024年製作の映画)

3.3

足に麻酔塗る(どんな薬だよ)あたりから笑えなくなってきてこのままコメディで終わったら嫌だなと思ったけどちゃんと落とし前のある作品で胸を撫で下ろした。継業、いや牛牛のラストの演技に救われていると思う。「>>続きを読む