あんときの井上

渇きと偽りのあんときの井上のレビュー・感想・評価

渇きと偽り(2020年製作の映画)
3.1
過去に問題のある主人公が故郷へ戻り新たな問題に直面し、過去と現在の問題に一定の結論を出すという使い古された手法が今も楽しめる人にはオススメ。

主人公が被害者の本に挟まってた"グラント"と書かれたメモに拘る理由が希薄すぎやしないか?メタ的にはそれが犯人の手掛かりになるのは見ていてわかるとしても、実写がコナンみたいな勘の良さを発揮されるとリアリティは感じられなくなる。

よって、主人公はリアルを超えた存在、超人なのでは?

主人公は埋もれた遺品のバックを見つけてるし、
エリーの事を引きずっているから今も独身なのかなと思いきや女の旧友とキスするし、
そのくせ害獣の野ウサギを銃で駆除しない優しさはあるし、
犯人が焼身自殺しようとしたら飛びかかり素手で火を消そうとするし、
真実を話すよう父に問われ嘘を吐いたりするし、

主人公は普通の人じゃないから、
エリーを殺した犯人が分かったのに何もしないし。
あんときの井上

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